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本の価格は独特の「再販制度」によって守られていて、定価販売が原則である。一般的な本の流通ルートは、出版社?>取次会社?>書店?>読者。取次会社は出版社から定価の67?72%で仕入れ、書店に76?80%で卸す。取次会社のマージンは8%程度、書店のマージンは定価の20?24%。この割合は仕人れ冊数や販売冊数に関係なく一定だ。本の製作過程のコストについて見ると、たとえば、文章中心の単行本を定価1500円で7000部程度印刷した場合、紙代、組版・製版代、印刷・製本代の合計がだいたい定価の23?28%となる。このほかに、著者に支払われる印税が通常は10%、さらに、デザイナーに支払われる装帳料、表紙や本文に載せるイラストや写真に対する原稿料・撮影料などもあり、出版社の手元に残るのは定価の30?35%程度になる。もっとも、これは刷った本が全部売れた場合の話。返本の山となればそれだけ無駄な紙代、印刷・製本代をかけたことになり、利益率は大幅に下がる。逆に売れ行き好調で増刷になれば、新たな写植・製版代が不要な分だけ利益率が上がるというわけだ。